長月 2012年9月1日

9月になりました。

今年は曜日の関係で

子どもたちの学校の始まりは

9月3日です。

細かく言うと今日と明日は

夏休みではなく、

通常の土曜日と日曜日のお休みとなります。

子どもたちにとっては、夏休みが二日多いと言う感じになりますね。

さて、9月は

「長月」(ながつき)

と言われています。

一般的には「夜長月」が語源と言われています。

稲刈月、稲熟月(いねあがりづき)が転じたという説や

台風などによる長雨に由来するとも言われています。

野山の風景が変わってくる頃です。

四季折々の変化を楽しみ

風流を大切にする日本人

秋の趣を愛でる風習も多くあります。

行事のいわれは、それぞれにありますが

菊や月などの自然を

素直に美しいと思い、

風流を感じる気持ちを大切にしたいですね!

そして、鮮やかな彼岸花(まんじゅしゃげ)を

眼にする頃には、暑さもさって

少しずつ冬へ向かっていきます。

空気も澄んでくる頃です

中秋の名月に代表される

秋空。

穏やかな時間が過ごせるように工夫したいですね。

加えて、9月1日は防災の日でもあります。

関東大震災を教訓に定められた日ですね。

皆さんの記憶には昨年の「3.11」が衝撃だったと思います。

いまだに不便な生活をされている

多くの方の暮らしに

改めて思いを巡らせる筆者です。

さらには、八朔という、旧歴の8月1日(朔日)の行事もあります。

農家の三大厄日の一つにあげられます。

田畑にお供え物をして作物の無事を祈ります。

後に作物から田の実「頼み」と言う韻を踏んで

武家社会で主従関係を強める送り物の習慣が広まり、

大正初期まで、その風習が残っていたようです。