七草のうんちく 2012年1月9日

1月7日は

五節句のひとつ人日(じんじつ)の節句

五節句は年中行事の中でも特に重要な節目を表す日です。

人日とは人を占う日と解釈され、

この日に春の七草という若菜で作った粥を食べて

無病息災を祈る風習が江戸時代に庶民にも定着したようですが、

実際は、7つの食材が全てそろうことは少なく、

手に入る数種類で作って食されたようです。

また、若菜は寒さに負けない強い生命力があると信じられ、

加えて冬場のビタミン補給にはうってつけの献立だったと考えられます。

今のような食材が豊富でない時代ですが、

生活の知恵は随所に感じることができます。

食材それぞれの薬効は以下の通り

せり:食欲増進、貧血

なずな:腎臓、肝臓の機能を整える

ごぎょう:せき、のどの痛みを抑える

はこべら:腫れや傷み

ほとけのざ:胃腸を整え、高血圧予防

すずな:便秘や成人病予防、葉の部分にはカルシウム・カリウムが豊富

すずしろ:消化吸収を高め、二日酔い予防

簡単に書いていますが、以上のようなこと

ひとつでも覚えておけば

今夜の小出しできる「うんちく」かな・・・