平成23年度最後のイベント

毎年恒例の、テーブルマナー講習INホテルグランヴィア岡山

県内の施設によっては、

施設にシェフが訪ねて下さって

洋食を御馳走になっているところもあるそうですが。

玉島学園では

そんな、つてはございません。

と、言うわけで

一流のホテルで社会体験です。

小学校6年生以上の子どもがナイフとフォークに挑戦です。

TPO。

場所やシチュエーションが変われば

当然、立ち居振る舞いを変えるべきです。

実際に経験することで、

社会人としてのマナーについて

考えるきっかけになれば、

このイベントも有意義なものになりますね(笑)

今回も、ホテルグランヴィア岡山さんで

素敵な時間を過ごすことができました。

毎年、子ども相手のフルコースは

手間のかかることだと思うのですが

昨年に引き続き講師をお願いしたHさん、

担当窓口でお世話になっているNさん

ホテルグランヴィア岡山で

お世話になるきっかけとなったOさん

いつも、ありがとうございます。

周囲の人にちょっとした

心遣いをすること

あいてを、大切にしようと思う気持ちを

形として表すことがマナーの一歩

奥の深い、教えをありがとうございました。

1食の料金で考えると、なんと贅沢な・・・

と、思うのですが、

社会体験は、それ以上の価値があります。

施設の子どもが、と、言う人もおられますが、

複雑な境遇の中だからこそ、

自分の立つべきポジションを

確認するためにも必要な

情操教育活動の

一つの方法だと考える私でした。

美味しいお食事を、いつもありがとうございます。

そして、テーブルマナー講習の後は

これも恒例ですが、美術鑑賞です。

前回は岡山県立美術館の

企画展でモネを鑑賞しました。

今回は岡山市デジタルミュージアムで

開催中のトリックアート展の鑑賞です。

倉敷、水島地区を中心に活動されている

企業のボランティア団体「幸信会」の皆さんの招待で

連島町鶴新田にある焼肉十庵さんにお邪魔しました!

子どもたちに、お肉をお腹いっぱい食べてほしいと

今回が2度目の企画です。

十庵さんと言えば但馬牛を中心に

厳選された国産肉にこだわった名店です。

出発前から子どもたちは期待でいっぱい!!

食べすぎだけは気をつけるように伝えて、

出発です。

子どもたちは気さくに声をかけて下さる、

幸信会の人ともすぐに仲良くなって、

お肉のおかわりに、ご飯のおかわり!と、

ガッツリと焼肉を堪能いたしました。

幸信会の皆さま

焼肉十庵のマスター、スタッフの皆さん

子どもたちに素敵な時間をありがとうございました。

福岡RKB毎日放送 2012年3月25日

九州地区、といっても

福岡県あたりの地域だと思いますが、

本日、深夜26時30分から

ドキュメント番組「拳」が放映されます。

玉島学園の子どもたちが

ボクシングセッションでお世話になっている、

SRSボクシングジムの選手を取り上げているものです。

彼らも、九州の児童養護施設出身者です。

で玉島学園の子どもたちがセッションでお世話になっていることもあり、

いつも応援しているのです。

玉島学園の事も番組内で取り上げて下さっているそうです、

また子どもたちはエビちゃんと呼んでいますが、

セッションにカメラマンとして同行されている

海老原一己さんの秘蔵写真も

番組内で見ることができるそうです。

坂本博之会長の

「熱」のこもったメッセージが

きっと皆さんにも伝わると思います。

深夜なので起きておくのは大変ですが、

ぜひご覧になって下さいませ~!

録画って方法もあるかも・・・・

学園の園庭の梅がもう少しで満開となります。

玉島学園の建っている場所は

玉島の他の場所より1~2度気温が低いこともあって、

開花は少し遅れ気味。

加えて今年は寒い1月2月3月でしたから、

咲き始めるまで時間がかかりました。

畑のすみのサクランボは、今年も平年並みに花を咲かせてくれました。

今年は裏の年になるから、昨年ほど実をつけることはないかもしれませんが。

花を見ると、心がなごみますね。

皆さんもいつもの通り道で春を見つけてみて下さいませ。

お彼岸 2012年3月19日

明日20日の立春をはさんで

前後3日間ずつの1週間はお彼岸です。

17日が彼岸の入り23日が明けですね。

私も、昨日お休みをいただけたので

実家の墓参りに行ってきました。

さて、

お彼岸のいわれについて

暑さ寒さも彼岸まで

とはよく言われていることですが、

この日を境に季節が夏へと向かう節目です。

彼岸とは、仏教では西方にあるとされる

極楽浄土のことを指しており

現世である此岸(しがん)と

極楽浄土である彼岸が一番近くなり、

夕陽を介して

彼岸と現世である此岸が

何らかの方法で繋がることができると

考えられたようです。

ご先祖様を偲ぶ気持ちは大切ですね。

そういえば、福山まさはるさんの

ドラえもんムービーで使われている

「生きてる、生きてく」

これまでの繋がりや、

これからの繋がりを

さりげなく軽いリズムのノリで歌っておられますが

奥深いよなぁと思う私でした。

今年で2年目を迎える

岡山県司法書士会法教育委員会

出張法律講座

平成23年度の最終回が先日12日に実施されました。

今回は今週晴れて社会人の1年生になる高校生にエールを送る意味でも

座談会形式での講座となりました。

施設や学校のさまざまなルールについて考えたり

携帯電話や、自転車加害についての学習や

名前をかえて行われるマルチ商法の危険等について

学んだ講座でした。

24年度も、ここで暮らすみんなのために

司法書士の立場でアドバイスをいただければと

思っています。

また、今回は、次年度から加わる小学校6年生が

初めて加わり、法講座の雰囲気を味わいました。

かなり緊張していたようで、初々しかったですね。

岡山県内には350名あまりの司法書士さんがおられるそうです。

子どもたちも、専門家の存在を認識し、

相談できること忘れないでほしいと思いました。

SST企画研修会 2012年3月16日

3.15.クリエーションアカデミー教材開発部

横山 将氏をお迎えして

ソーシャルスキルトレーニングについての

研修会を開催しました。

2月27日に

早稲田大学の本田恵子先生をお招きして

開催した、

アンガーマネージメント研修を受けて、

今回は実際のSST教具を使った

ソーシャルスキルトレーニングについて

のお勉強です。

介入のポイントや

アイスブレーク等、

ワークを中心に学ぶことができました。

県内の他の児童養護施設のように

インケアーが充実して

職員が施設内ケアーに

専念しておられる、

えらい施設でしたら、

何の問題もないのですが、

私どもの施設は

他の施設のようにえらいことが出来るような

施設ではなく

まだまだ、発展途上の施設です、

機会を見つけてはお勉強して

他の施設に追いつけ、追い越せと

がんばっていかなければ

何にもなりません。

というわけで日々、切磋琢磨でございます。

今回の研修は、

アンガーマネージメント、

遊戯療法と、

次年度の企画に繋がる

研修となりました。

また、横山氏のポイントを的確にとらえ、

なおかつ視覚にも訴えるセミナーは

参加者もよい刺激になりました。

お忙しい中を参加下さった他施設や中学校の先生、

講師としてお世話になった横山氏

アイスブレークで実技をして下さった、

イラストレーターの横はるかさんに心より感謝申し上げます。

毎年、めでたく高等学校を卒業し

巣立っていく子どもたちにエールを送ろうと

後援会や、高等学校の先生をお招きして

激励会を開催しています。

今春は2名の女の子が無事に就職、

玉島学園を巣立っていきます。

それぞれ進む道は違いますが、

高校在学中に取得した資格や技能を活かして

活躍してくれるものと、期待しています。

ちなみに、ファイナンシャルプランナーや、

簿記、ワープロ検定、英検、漢検など

いろんな資格を取得しています。

加えて、生徒会の役員として

ずっと学校行事に取り組んだ子もいます。

二人の頑張りには脱帽です。

激励会の最後に謝辞を述べた女の子は、

昨日14日、無事に自動車の運転免許も合格しました。

もう一人の女の子ももう少しで卒検になるとのことです。

今は、携帯電話やメールで

事がすんでしまう時代ですが、

これまで巣立っていった子どもたち同様に

節目や嬉しいこと、困ったことがあったときは

気軽に訪ねてきてくれると思います。

これからも、多くの方の支えで成長していってくれるでしょう!

自主研修会 2012年3月13日

以前にもお伝えしましたが、

玉島学園では

子どもたちの福祉向上の一環として、

職員のスキルアップが不可欠との理由から

自主企画の研修会を企画、主催しています。

平成23年度第2回目の研修会は

ノートルダム清心女子大学教授

平松清志先生を講師に

箱庭療法について、事例を通して考察する

研修会を企画しました。

昨年までは玉島学園での事例を挙げていたのですが、

今年度は若松園心理士 齊藤先生に事例提供をお願いし、

これまでとは違った切り口での学びとなりました。

お忙しい中をお越しいただいた、関係施設の皆さまにも

御礼を申し上げます。

3.11. 2012年3月12日

あの時から1年が経ちました。

報道で知る状況に、ただ驚くばかりで

どうなってしまうのだろうと・・・・

あの時から時が止まったままの人も

あっという間の人も

深い悲しみや悔しさをしまいこんで、今の暮らしを続けておられるのだろうと・・・

「絆」という言葉で

この1年間、国の内外を問わず

さまざまな支援の輪が広がりました。

玉島学園でも、

募金活動や復興を願った催しに

積極的に参加させていただく中で

多くのことを学ばせていただきました。

傍観者ではいられない想いが

行動となって現れていく姿のなかに

人と人が繋がり、お互いが支えあうことの大切さを。

3.11.

この言葉が、

単なる教訓として独り歩きし、

そこでの事実が風化することのないよう、

強いられた日々の営みをされている方の想いを

大切に繋げていくことができるように

しなくてはいけませんね。